クエン酸水スプレーの作り方!掃除で使える場所と使えない場所
「クエン酸スプレーを使うと掃除がはかどる!」「家がピカピカになる」とテレビや雑誌などで見聞きしたことがあるという人は多いでしょう。
でも、実際に作ったことはないし、周囲でも使っているという話はあまり聞かない。それに使い方も分からないなぁ・・・。
という考えが頭をよぎって「面倒臭そうだし、まぁいいか」と、結局いつも買っている、掃除用の洗剤に手が伸びているという人がほとんどだと思います。
でも、知らないってすごくもったいないことです!
なぜなら掃除に便利な“クエン酸水スプレー”は、思っているよりもずっと簡単で、お財布や環境にも優しいものだから。
クエン酸は合成洗剤と比べて自然環境に優しく、私たちの体にもほとんど害がないからです。何を口にしてしまうか分からない小さなお子さんがいる人も、これなら安心ですよ。
ただし、クエン酸水スプレーはどこにでも使えるというわけではありません。だからこそ、しっかりと特徴を知ることが大事です。
そこで今回は、クエン酸の特徴や成分、クエン酸水スプレーの得意な汚れ・不得意な汚れ、クエン酸水スプレーの基本的な作り方や使い方をご紹介します。
クエン酸水では落ちない汚れや、クエン酸水を使ってはいけない場所も合わせて解説していきます。どうぞ最後までご確認ください。
クエン酸水スプレーの作り方!掃除で使える場所と使えない場所
クエン酸って何?どんな成分?
クエン酸というのは、レモンやオレンジなどの柑橘類や梅干しなどに含まれる酸味の成分のこと。酸っぱいの正体はクエン酸なんですね。
そうそう、クエン酸は【食用】と【工業用】など種類によって分かれています。種類や量によって値段も様々ですが、一般的にはワンコイン程度で手に入ると言われています。このような理由から、市販の洗剤をキッチン・お風呂場・トイレなど場所ごとに買うよりも、経済的だという声もあります。
ちなみに「なぜクエン酸で汚れが落ちるのか?」というと、理科の授業を思い出してもらうといいかもしれません。クエン酸は「酸」という言葉がついていることからも分かるように、酸性の性質を持っています。だから、アルカリ性の性質を持つ汚れを中和(中性)させて、カチコチに固まった水垢や汚れなどをゆるめ・落としやすくしてくれます。
得意な汚れと得意でない汚れの種類
得意な汚れ
クエン酸水スプレーで落ちやすい汚れは、キッチンの水垢・お風呂場の石鹸カス・トイレの便器の黒ずみや尿石などです。「水周りの掃除が得意なんだな」と覚えておくといいかもしれませんね。
クエン酸水が効果的な主な汚れ
・ 水垢
・ お風呂場の石鹸カス
・ トイレの便器の黒ずみや尿石
また、汚れだけでなく 消臭・除菌・抗菌効果もあるので、トイレ掃除や生ゴミにシュシュっとスプレーすれば、嫌な臭いを消す効果も!
得意でない汚れ
クエン酸水スプレーは、皮脂や手垢・油汚れ・焦げ・血液などのタンパク質系の汚れには適していません。これらの汚れを落とすには、セスキ炭酸ソーダや重曹などの方が適しています。クエン酸水スプレーとはまた、これらを買っておくと家中の掃除が可能になります。
クエン酸水では落とせない汚れ
・ 皮脂や手垢
・ 油汚れ
・ 焦げ
・ 血液などのタンパク質系の汚れ
クエン酸水スプレーの作り方
クエン酸水スプレーを作るときは、濃度を2.5%にするのが一般的。水100ml(100cc)に対して、小さじ1/2程度と覚えておくといいですね。
作り方は簡単。水とクエン酸をスプレー容器に入れてシャカシャカ振ってよく混ぜるだけです。作り置きには適していないので、その都度、使い切れる量を作るのがポイントです。
材料
・スプレー容器
・水 100ml
・クエン酸 小さじ1/2程度
クエン酸水スプレーの使い方
手順1. 基本的にはスプレーするだけ
クエン酸水スプレーの基本的な使い方は、汚れや臭いが気になる部位にスプレーするだけ。その後はキッチンペーパーで拭き取る、スポンジで軽く擦ると◎
手順2. しばらく放置する
汚れが気になる場所は、クエン酸水スプレーを振りかけた後、しばらく時間を置くのがおすすめ。汚れの程度に合わせて時間を伸ばしてみてください。すぐに拭き取るよりも、頑固な汚れが落ちやすくなります。
手順3. ラップパック&ティッシュパック
クエン酸水スプレーをした後に、ラップなどで汚れている部位を包んで湿布するのもおすすめ!クエン酸の蒸発を防げるので、汚れ落ちが格段にアップします。
また、便器などのトイレの汚れにはトイレットペーパーを貼り付けてクエン酸水スプレーを上からかけておくと、手強い汚れも落ちやすくなりますよ。
クエン酸水スプレーを使ってはいけない場所や使用上の注意
クエン酸水スプレーを使えない場所は、大理石・鉄・タイルなどでできた場所です。キッチンやお風呂の床、鍋など素材に注意しましょう。こういった場所で使うとサビの原因になったり、素材が溶けてしまうことも・・・。
また、使用上の注意としては 塩素系の洗剤などと混ぜないようにしましょう。市販の合成洗剤には「混ぜるな危険」などと注意書きがありますが、クエン酸水スプレーは自分で作るものなので、塩素系の製品と混ぜないように十分に理解した上で使う必要があります。混ぜてしまうと有毒ガスが発生するので、気をつけてくださいね。
それから、なるべく手で触れないようにするのも手荒れ対策として◎
誤って目や口などに入った場合は、よく洗い流します。それでも異常を感じる場合は、速やかに病院にかかりましょう。
今日のまとめ
クエン酸水スプレーの作り方!掃除で使える場所と使えない場所
日々の掃除や大掃除の時期などに、活躍するクエン酸水スプレー。材料は近所のお店でも手軽に手に入るものばかりで、作り方も簡単!水周りの汚れに大活躍すること間違いなしです。
ただし、クエン酸水スプレーを作ったから「すべての場所の掃除に使える」というような万能選手ではないため、セスキ炭酸ソーダや重曹などと使い分けをされることをおすすめします。手垢や油、そして皮脂汚れなどはクエン酸水スプレーでは落ちないのでご注意ください。
いずれにしても「クエン酸水スプレー」など、手作りのナチュラル系の掃除アイテムで家をきれいにしているというのは、家庭的なイメージもあって印象アップにつながるかも。
水周りをピカピカにしておくと、風水的にもいいそう。運気を上げたい人にもオススメですよ。それに何より、毎日家で過ごす上でも見ていて気持ちいいですよね!
キッチンの蛇口・お風呂場の鏡のうろこ汚れ・電気ポットの中など、気になる部分があるけれど、いつも後回しにしてしまうという人は、クエン酸水スプレーを作って掃除をしてみてはいかがでしょうか?
・ クエン酸って何?どんな成分?
・ 得意な汚れと得意でない汚れの種類
・ クエン酸水スプレーの作り方
・ クエン酸水スプレーの使い方
・ クエン酸水スプレーを使ってはいけない場所や使用上の注意
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