頭にきてもアホとは戦うな!要約 職場で実際にやってみた感想

職場の人間関係に疲れきっていた時に、書店で偶然1冊の本が目に留まりました。

田村耕太郎さんが自身の経験をもとに書いた『頭にきてもアホとは戦うな!』です。

この本は、2014年の発売ですが、ベストセラーで書店では常にトップの売り上げなんだとか。

テレビでも林先生が取り上げるなど、話題になっていました。

アホな上司やアホな同僚・・・。
言葉はちょっと悪いですが、あなたの身の回りでも思い浮かぶ人がいるはずです。

本当は顔を見るのも嫌だし、ムカつくことをされて、
はらわたが煮えくり返りそう。

そういった思いはあるけれど、仕事を円滑に進めるため、チームのため、出世のためなど・・・。

我慢して彼らと関わってきたことでしょう。

次第に自分自身が消耗してしまい、このままでは心まで折れてしまいそう・・・。

そんなあなたに、この本がオススメです。

私もこの本から学んだことを実際に職場で実践してみたところ、これまでの苦労が嘘のように彼らとの関わり方が上手くなりました。

戦わずに上手く立ち回り、彼らを活用する方法を参考にしてみてください!

頭にきてもアホとは戦うな!要約 職場で実際にやってみた感想

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「頭にきてもアホとは戦うな!」の要約

アホに時間を取られるな

著者は時間をコストとして捉えており、「話をしてもムダな相手に構っている時間がもったいない」という考え方をしています。

それよりも、その限られた時間を「自分にとって有意義なことに当てることに意識を向けた方が良い」とも述べています。

つまり、他人を気にするよりも焦点を当てるべきは“自分自身”だということです。

他人をコントロールしようとするな

著者の考えでは、「相手はそう簡単には変わらない」というのが大前提にあります。

腹が立つのは他人に期待したり、コントロールしようと思っている証拠。

「彼らを変えてやろう」「懲らしめてやろう」などと行動を起こすことは、かえって逆効果であると指摘しています。

そういった感情を持たずに、「困っている」「反省している」「助けてほしい」「頼りにしている」というような態度をとり、相手に花を持たせておくことで人間関係が良好になるというのも納得しました。

相手の言動にいちいち反応するな

相手の言動にいちいち反応するのは、あなたも未熟な証拠。

相手にしない、そのレベルで話をしないというのが大人な対応です。

 

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アホな人の定義

そもそも、アホな人とはどのような人をいうのでしょうか?

頭にきてもアホとは戦うな!』では、以下のような人たちをアホと定義しています。

戦ったり、悩んだりするに値しない人たち

戦ったり悩んだりするに値しない人たちのことを著者はアホと呼んでいます。その中には、ストーカー型・工作員型・パワハラ型・キリギリス型など様々なタイプがいるので「一概にこういう人!」とは言い切れない部分があります。

不条理なことをしてくる人たち

嘘やデマを流して出世を阻む、いじめて孤立化させる、権力をかさにしてプライドをズタズタにするなど不条理なことをしてくる人たちは、どんなに賢くても仕事ができてもアホに分類されます。

人をおとしいれ、自分の価値を上げようとする人たち

他人を押しのけてでも、自分の価値を上げようとする人もまたアホに分類されます。彼らに弱みを見せないように注意してください。

ストーカーのようにまとわりついてくる人たち

執着心が強く、他人に興味津々。仕事以外のことをしつこく探ったり、そこから揚げ足を取ったり・・・。彼らとの距離感は適切に保つことを強くオススメします。

 

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アホと戦ってしまう人の特徴

正義感が強い

正義感が強く、正しいことをしていれば必ず報われるという考え方の人は危険。アホと戦って消耗しやすい人といえます。

世の中は不条理の元に成り立っていて、正義が必ず勝つとも言い切れないというような話を著者も述べています。

自信にあふれる

「自分は絶対に正しい」「相手に勝てる自信がある」という人は、アホと戦って反撃を食らう可能性が高いので、注意しなければなりません。

責任感が強い

正義感とも似通った部分がありますが、「自分や組織のためにアホをどうにかしよう!」と考えてしまうので、妬みや反感を買い、足を引っ張られてしまうことも。

プライドが高い

“他人によく思われたい”という類のプライドであれば「持っていない方がいい」というのが著者の考えです。

そういった思いがあると、「相手からなめられている」「プライドやメンツを潰された」と感じ、激しい怒りがこみ上げてきて争いに発展しかねないからです。

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おせっかい

おせっかいな人は、アホを自分の力で変えてやろう。こちらの言い分をしっかり伝えれば、分かってくれるだろう・・・と期待をしてしまうので、アホとの関係がこじれる可能性が高いです。

相手もいい大人。
あなたがどんなに論破したところで、変わることはないと覚えておきましょう。

 

 

アホと戦っても良いことなんて1mmもない理由

このように、アホと戦っても「思いが通じない」「相手に逆恨みされる」「自分が消耗する」などあなたにとってのメリットは1mmもありません。

だからこそ、アホは相手にしないことが大事なのです。

 

<職場で実践してみて上手くいった方法>

本に書いてある通りにアホを味方に引き入れてみた

アホと感じている相手は自分のことを好きで、「興味を持っているから変なことをしてくる可能性がある」と本から学び、腰を低くして同僚に歩み寄ってみるとまんざらでもなさそうな様子。こちらの味方に引き入れてみました。

【結果】
やはり相手のことは好きになれないけれど、相手の反応は明らかに変わりました。それからは嫌われている様子もなく、嫌がらせも受けなくなりました。業務上、邪魔にならなくなるというメリットもあったので、試してみて良かったです。

 

妙なプライドを捨ててみた

これまでの私は、妙なプライドを持っていたのでアホを相手にイラっとすることが多かったように感じます。本に従ってプライドを捨てて、相手に接することを心がけてみました。

【結果】
相手の言動にいちいち目くじらを立てなくなり、ストレスが軽減しました。それに、「アホに対して正義感を振りかざす価値はないのだ」と気づけたことも、大きな変化です。

どうしても自分と相性が合わず、トラブルに発展してしまった場合も、せいぜい左遷させられるか、自分の評価を下げられるだけだと割り切れるようになったのでビクビクせず仕事にも思いっきり打ち込めるように。

 

 

人の評価を気にせず、自分は自分の評価軸で行動してみた

これまでは上司の反応に一喜一憂。嫌なことを言われるたびに傷ついたり、イライラしたり不安定な気持ちになっていましたが、目の前の仕事に淡々と打ち込み、「自分の評価軸に基づいて行動する」と決めました。

【結果】
自分の評価軸で行動するようになったので、自己肯定感が持てるように。アホのことが気にならなくなり、仕事での評価も結果的にアップしました。

一方、相手はずっと平行線なので、「いちいち気にしてはいけない」ということにも気づけました。

 

20代、30代の若者たちにはまだアホと戦って欲しい

著者は「アホとはまともに戦ってもムダだ」と話を進めています。

しかし、読者が20代・30代などの若い世代である場合は、「アホと戦ってみてほしい」とも述べています。

というのも、「アホと戦うことの無意味さを体感してほしい」からであり、その結果から得ることもあるという理由からです。

 

時間の有効活用

「アホに時間を使うことはコスパが悪い」という点は著者が繰り返し述べている主張です。

時間は有限なもの。限られた時間の中で何に意識を向け、どのように時間を使うのか優先順位をつけることが社会では求められています。

だからこそ、アホと戦っている時間はないのです。

その時間が意味のないものだと気づいたら、これから先は何か別の有意義なことに時間を使っていきましょう!

 

今日のまとめ

頭にきてもアホとは戦うな!要約 職場で実際にやってみた感想


頭に来てもアホとは戦うな! 人間関係を思い通りにし、最高のパフォーマンスを実現する方法

『頭にきてもアホとは戦うな!』は、自身の感情をコントロールして、「ムカつく相手に真っ向から勝負せずに勝つ方法」を解説した良書です。

相手に期待せず、自分にできることをやる。

ムカついてもあえて弱みや降参しているサインを見せ、相手をコントロールして活用してしまうなど。

これまで気づくことができなかった視点での学びが多く、まさに目から鱗でした。

ありきたりな処世術に飽き飽きしている人、人間関係が上手くいかなくて悩んでいる人は読んでおいて損はありません!
アホと戦うことに費やしていた時間を、もっと他の大切なことのために使うというのは今からでも意識してみてくださいね。

◉ 「頭にきてもアホとは戦うな!」の要約
◉ アホを味方に引き入れてみた
◉ 妙なプライドは捨てた
◉ 人の評価を気にせず、自分は自分の評価軸で行動した
◉ 20代、30代の若者たちにはまだアホと戦って欲しい
◉ 時間の有効活用

 

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