投資と貯金どっちがいい?初心者が知っておくべき資産運用の基本
“超低金利時代”と言われている現代社会。
働いて稼いだお金を銀行に預けておくだけでは、ほとんど利息がつかないというのは皆さんも実感していることでしょう。
少し金利の高い定期に変えたところで、その差は微々たるものですよね。
では何をすればいいのか?
その答えは明確ですが「投資」と聞くと、少し拒絶反応が出るという人も多いかもしれませんね。
しかし“待ちの姿勢”では資産を増やせない、こんな時代だからこそ「投資」に目を向けていただきたいなと思っています。
投資とは言っても「種類」や「選択肢」があるので、資産運用をするために初心者が知っておくべき錬金術について今回はご紹介します。
怖いと思って一歩踏み出せなかったという人も、少し勇気を出して学んでみてください。
投資と貯金どっちがいい?初心者が知っておくべき資産運用の基本
なぜ貯金ではなくて投資で資産を増やさなければならないのか
貯蓄信仰が強い日本人。投資よりも貯蓄に走りがち
私たち日本人は幼少期から「(何かあった時の為に)貯金をするように」と周囲から言われて育つ場合がほとんど。お金のことをあまり人前で話すことはなく、投資や資産運用の教育なども受けていません。
そんな状態で社会に出るので、貯蓄はしているけれど「投資」には手を出していない人も多く、その必要性に気づくまでに時間が掛かる傾向にあります。
自分の働きには限界があるが、お金の働きは無限
毎月決められたお給料の中で生活している会社員の場合、自分が稼げる金額には限界があります。それに、退職した後は年金で生活するのが普通。
資産運用とは、「自分の代わりにお金に働いてもらう」という視点を持つことからスタートします。
自分の働きには限界があるけれど、お金はうまく運用すれば大きく増やすことができる“無限の可能性”を秘めています。
投資って具体的にどんなものがある?
FX(Foreign exchange)
FXとは外国為替証拠金取引の略称なのですが、外貨投資の一種で日々変化する為替レートをもとにお金を売買して利益を出す手法のことを言います。
バイナリー
バイナリーとはトランプの「ハイ&ロー」のようなもので、少し先の為替相場の「上がる・下がる」を予測する取引のこと。初心者向けで簡単に始められると言われていますが、きちんと利益を出し続けるには「運」や「勘」だけでなく勉強が必要です。
アービトラージ
安い市場で購入して、高い市場で売るという2つのFX業者間の「金利差」を利用して、その利鞘(りざや)を得る取引です。
運用の手間が掛かりにくく、低リスクで「初心者でも比較的手を出しやすい」と言われています。
仮想通貨
2017年に大きな値動きを見せた仮想通貨。
「億り人」などと呼ばれ、一攫千金をゲットした人もいたようで、社会現象のようになりました。その後、大暴落したことも記憶に新しいですが“新たな通貨”として、仮想通貨は確実に生活に根付いていくことでしょう。
無理のない範囲で投資するなら、今からでもアリだと思います。
株式投資
利益を得るために企業が発行する「株」を売買するもので、株価が変動して買った時よりも高値がついた時に売れば、その差額が利益となります。
また、株主になることで食事券・割引券・サービスなどの「株主優待」が受けられるのもメリットと言えるでしょう。業績が良い場合は「配当金」も受け取れます。
外貨預金
「日本と外国とでは金利が違う」というのはご存知のはず。
基本的には、外国の通貨の方が“金利が高い傾向”にあるので、日本円で預金するのではなく「外貨」で預金するのが外貨預金です。
不動産投資
不動産を購入した後、家賃収入を得る・値上がりした時に物件を売るなどの方法で利益を得ることを言います。
会社員や公務員など本業が多忙な人でも、管理業者などに任せることができるので、大きな手間は掛かりません。資金が足りない場合に借りるのも、社会的な信用があると有利です。
入居率が上がりそうな場所、これから発展しそうなエリアなど“よい物件”を見定める目も大事です。
投資をする前に何をすべきか?
投資を始める前に本を読む
投資に関する雑誌や書籍が色々とあるので、そういったものを1冊だけでなく何冊かまとめて読んでみることをおすすめします。
『日経ウーマン』の投資特集などから始めて『日経マネー』や『ダイヤモンド・ザイ』『ネットマネー』など一通り目を通すと参考になるかと思います。雑誌読み放題サービスや図書館なども活用してみて。
投資スクールなどが主催のセミナーに参加する
投資スクールなどで定期的にセミナーが開催されています。そういったものに参加してみて、どのような流れになっているのかを掴むのもおすすめです。
ただし、詐欺や悪質なセミナーなどもあるので、講師の評判を事前にしっかりと調べておきましょう。肩書きだけでなく著書・投資経験などからも判断できます。
まずは少額で投資を始めてみる
「習うより慣れろ」という言葉があるように、少額からでも投資を始めてみると本やセミナーで言っていたことの内容が、スッキリ頭に入りますよ。
投資で成功する人と失敗する人との違い
分散投資している
分散投資をする人は、投資に成功しやすいと言われています。お互いのマイナス点をカバーできる組み合わせで複数購入しているので、1つが下がってもどれかは上がるということになり「損失」が最小限で済むのです。
失敗する人は1つに絞った結果、大損するということに。
投資で成功している人は行動力がある
投資で成功している人は圧倒的に「行動力」がある人です。
仮想通貨に関しても、まだ今のようにブームになっていなかった時に一部の人たちの間で「いいらしい」と話題になっていました。そんな時に「怪しい」と思って何もしなかった人と、すぐに行動に移した人とでは“たった数ヶ月”の間でも大きな差が出ています。
長期的な視野で投資している
「増えた」「儲かった」「下がった」など投資の結果で一喜一憂しやすい人は、投資で成功しにくい人。
投資で成功している人は「今は下がっているけれど、必ず戻るから大丈夫!」などと分析をしっかりしているので、ちょっとしたことでは動じません。
投資で成功している人は余剰資金で運用している
投資にはリスクがつきものです。
自分の全財産をつぎ込んでまで行うものではありません。あくまでも、今持っている資金の一部を投資に回すことを意識しておかないと資金がなくなり、借金・自己破産などの厳しい目にあうことも。
今日のまとめ
投資と貯金どっちがいい?初心者が知っておくべき資産運用の基本
仕事をしていても、その仕事が AIに取って代わられる可能性がある。
年金の受給の開始年齢が「先延ばし」や「減額」される可能性も高い。
私たちは先行き不透明な時代に生きています。
そんな時に、資産が少しでも多ければ安心して老後を過ごすことができますよね。
「投資」は危険で怖いものではなく、私たちの資産を増やす手助けをしてくれる可能性があるものです。
分からない商品には手を出さないようにする。そして、情報を集めて手堅く投資していけば大丈夫です。
“新しい世界を知る・広げる”という意味でも「投資」は非常に有効なので、興味があるなら今このタイミングで始めてみてくださいね。
1. なぜ貯金ではなくて投資で資産を増やさなければならないのか
2. 投資って具体的にどんなものがある?
3. 投資をする前に何をすべきか?
4. 投資で成功する人と失敗する人との違い
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