肝臓に良い食べ物を教えてっ!沈黙の臓器が喜ぶレシピ
だるい、疲れが取れない、眠い・・・もしかすると肝臓が疲れているのかもしれませんね。
肝臓は「沈黙の臓器」とも呼ばれるように、神経が通っていないので、異常があっても痛みなどの自覚症状を出すことがあまりありません。そのため、気付かないうちに肝臓機能が弱り、疲労を引き起こすことがあります。そのまま放置していると手遅れになってしまうことも……。
今回は、肝臓の役割や疲労との関係、食の面から肝臓の機能を回復する方法をご紹介します。
肝臓に良い食べ物を教えてっ!沈黙の臓器が喜ぶレシピ
肝臓は大切な臓器!いたわってあげましょう
肝臓は「沈黙の臓器」と言われていて、悪くなってもあまり症状が出ない臓器でもあります。胃などは悪くなると痛くなったりすぐに気づきますが、あまり肝臓が悪いとかって自覚できませんよね。
夏は、お酒の量も増えてしまいませんか?
ついつい暑いからアルコールが欲しくなりますよね。私もお酒が好きな方で、夏は特にビールやチューハイなどの炭酸のアルコールが飲みたくなります。ほかの時期に比べると特にアルコールの消費量は増えている気がしますね。
肝臓というとアルコールというイメージがありますが、ほかにもいろいろな働きがあるのです。
肝臓は、なんと500もの役割を果たしていると言われています。アルコールの処理はもちろんのこと、ウイルスが体内に侵入したときも肝臓が戦ってくれているのです。
それ以外にも、薬や老廃物も分解して、体内に影響がないように解毒化してくれます。
食べ物からとった糖やタンパク質、脂質を体内に貯めておいて、必要なときに使える形に変えてエネルギーのもととして供給するという働きもしています。
私たちが生きていく上でとても大切な役割を果たしてくれている肝臓。アルコールの大量接種によって負担かけてしまっている人は、ぜひこの機会にいたわってあげてくださいね。
肝臓にいいレシピ①
具だくさんタマゴサンド
肝臓には、良質のたんぱく質が欠かせません。手軽に摂れるタンパク質といえばやはり卵ですよね。卵料理はいろいろありますが、今日はおいしいタマゴサンドをご紹介します。
《具だくさんタマゴサンド》
【材料】
卵・・・1個
にんじん・・1/3本
玉ねぎ・・・1/4個
ピーマン・・1/2個
ピクルス・・1本
パン(お好みの厚さのもの)2枚
マヨネーズ
塩
こしょう
【つくり方】
卵は固めにゆでておきます。
にんじん、玉ねぎ、ピーマンをみじん切りにし、塩を揉み込んで少し置き、水気を絞ります。
みじん切りにしたゆで卵に野菜を混ぜ、さらにみじん切りにしたピクルスも加えマヨネーズで和えます。
塩コショウで味を整え、パンに挟んで出来上がり。
ピーマン、にんじんには抗酸化作用があります。抗酸化作用のある食材は、肝臓の機能を正常に保つ働きがありますので、タンパク質と一緒に積極的に摂るようにしましょう。
普段のタマゴサンドよりも具だくさんで、ランチならそれだけでもOKというボリューミーなサンドイッチです。野菜がたくさん摂れるので美容にもいいですよ。
肝臓にいいレシピ②
イカと枝豆のオイスターソース炒め
イカにはタウリンと言って細胞を正常に戻す働きがある成分が含まれています。
それだけではなく、肝臓の機能を高める働きもあり、タウリンが肝臓内で胆汁酸の分泌を促す効果があるということです。
さらに、枝豆も良質なタンパク質を含んでいて肝臓の機能を整えてくれます。
一緒に摂ることで、ダブルで肝臓にいいレシピです。
《イカと枝豆のオイスターソース炒め》
【材料】
イカ・・・1ぱい
枝豆・・・30~50粒程度
ニンニク・ひとかけ
オイスターソース
砂糖
塩こしょう
【つくり方】
イカははらわたを取り、皮をはぎ、下処理をしておきます。
身の部分は格子状に切れ込みを入れて、一口大の大きさに切ります。
枝豆はゆででさやから豆を出しておきましょう。
にんにくをみじん切りにして、冷めた油の中に入れ火をつけます。
にんにくがふつふつしてきたらイカを入れ、火が通ったら枝豆を入れてサッと炒め合わせます。
砂糖、オイスターソースを入れて味見をし、薄いようなら塩コショウで味を整えます。
にんにくにはアリシンという成分が含まれていて、肝臓に蓄積された毒素を体外に排出する働きがあります。
さらに、オイスターソースに使われている牡蠣にも肝臓の薬に使われるタウリンが含まれているので、まさに肝臓にいい食材だけを使ったレシピと言えます。
肝臓にいいレシピ③
かぼちゃとキャベツの豆乳シチュー
肝臓にいいかぼちゃとキャベツを入れた優しい味のシチューです。
夏の暑いときに温かい食べ物を食べて、汗を流すのもまた身体にいいのでオススメですよ。
《かぼちゃとキャベツの豆乳シチュー》
【材料】
かぼちゃ・・・1/4個
キャベツ・・・2枚
鶏胸肉・・・・1/4枚
コーン・・・・適量
しめじ・・・・適量
豆乳・・・・・500cc
コンソメキューブ1個
塩こしょう
【つくり方】
かぼちゃは一口大に切り、耐熱容器に入れ1分ほどレンジで温めておきます。
キャベツ、鶏肉も一口大に切ります。
鶏肉、キャベツ、かぼちゃ、しめじを炒め、火が入ったら豆乳を加えて弱火にします。
コンソメキューブを入れ、15分ほど煮ます。
最後にコーンを入れてひと煮立ちして、塩コショウで味を整えます。
肝臓病になるとビタミンAが不足します。
かぼちゃはビタミンA(カロテン)が豊富で、さらにビタミンC、ビタミンEも含まれています。ビタミンCやEには過酸化脂質の生成を防ぐ作用があるので積極的に摂りましょう。
キャベツには、ビタミンUという硫黄分を含んだアミノ酸が豊富です。この成分は肝臓でのアルコール分解を助けるほか、脂肪肝を防ぐなどの働きもあります。
スープにすることで、栄養分を余すことなく摂ることができます。
豆乳も、豆腐や枝豆同様に大豆製品なので、良質なタンパク質で肝臓にいい食材です。お好みでいろいろな野菜を加えてオリジナルの豆乳シチューを作ってみてくださいね。
肝臓にいいレシピ④
しじみのペペロンチーノ
肝臓といえば、しじみ!ですよね。
しじみは身を食べなくても、しじみ汁の汁を飲むだけでも効果があると言われています。
肝臓にいいしじみのエキスがパスタに染み込んでとっても美味しいですよ。
《しじみのペペロンチーノ》
【材料】
しじみ・・・1パック
にんにく・・ひとかけ
鷹の爪・・・適量
ニラ・・・・1/3束
オリーブオイル
白ワイン
パスタ・・・1人前
塩こしょう
【つくり方】
しじみは砂抜きしてあるものを選びましょう。
殻をゴシゴシこすりつけるように洗っておきます。
にんにくをひとかけみじん切りにします。包丁で潰した状態のモノを使ってもOK。
鷹の爪は輪切りにします。
パスタを時間通りゆで、ゆで汁を少しとっておきます。
ニラは3センチくらいの幅に切っておきます。
フライパンにオリーブオイルを入れ、にんにくを加えて火をつけます。
そこに鷹の爪を加え、さらにしじみ、ニラを加えて炒めます。
しじみの殻が開いたら、白ワインを加え、パスタを入れます。
なじませたら塩コショウで味を整えて完成です。
しじみの旨みがパスタに染み込んでとってもおいしいですよ。しじみにもタウリンが多く含まれています。胆汁の流れをよくする働きがあります。
にんにくも肝臓にいいのですが、ニラも解毒作用がありますので肝臓にいいのです。夏場には積極的に摂りたい野菜です。
肝臓にいいレシピ⑤
臭み軽減!?レバーの唐揚げ
肝臓にいい食材の代表的なものといえばしじみの他にレバーがあります。
臭みがあるので、食べにくいですが、できれば週に一度くらいは食べましょう。
焼き鳥やレバニラ炒めに飽きたら、唐揚げはいかがですか?
《レバーの唐揚げ》
【材料】
豚or牛レバー・・・150g
溶き卵・・・・・・・1/2個分
ヨーグルト・・・・・大さじ2
にんにく・・・・・・ひとかけ
しょうが・・・・・・ひとかけ
醤油・・・・・・・・小さじ1
酒・・・・・・・・・小さじ1
揚げ油
片栗粉・・・・・・・大さじ1
小麦粉・・・・・・・大さじ1
ハーブ塩
【つくり方】
レバーは塩水につけて血抜きをしておきます。
さらに、ヨーグルト、にんにく、しょうが、醤油、酒を入れたビニール袋(またはボウル)に入れて一晩漬けます。
一口大またはスティック状に切ったら、片栗粉と小麦粉をまぶしカラッと揚げます。
揚がったらハーブ塩をまぶすか、食べるときにつけて食べます。
食べにくいレバーですが、下処理をしっかりして、下味をつけておくと食べやすくなります。
レバーには葉酸が含まれていて、葉酸はダメージを受けた細胞を再生する機能があります。
肝臓の細胞の再生などに効果的です。
今日のまとめ
肝臓に良い食べ物を教えてっ!沈黙の臓器が喜ぶレシピ
いかがでしたか。肝臓にいいレシピをいくつかご紹介してきましたが、どれも作りやすいものばかりなのでぜひ毎日のレシピに加えてみてくださいね。
お酒が好きな方は、お酒を楽しみながら同時に肝臓をいたわる料理を食べるといいかもしれません。
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[肝臓にいいレシピ]
・ 具だくさんタマゴサンド
・ イカと枝豆のオイスターソース炒め
・ かぼちゃとキャベツの豆乳シチュー
・ しじみのペペロンチーノ
・ 臭み軽減!?レバーの唐揚げ
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