MECEのフレームワーク! 仕事ができる女のロジカルシンキング

MECEのフレームワーク! 仕事ができる女のロジカルシンキング

仕事の大小にかかわらず、何かプロジェクトを成し遂げるときには、極力「モレなく、ダブりなく」事を進めたいですよね。実は、モレやダブりを防ぐ方法があるんです。

「MECE」という言葉をご存知でしょうか?MECE(ミーシー、またはミッシー)とは直訳すると「モレなく、ダブりなく」という意味があります。

物事をMECEで考えることは、論理的思考の基本中の基本なんです。物事にモレが生じると、大きな問題を生む可能性があります。逆にダブりが生じると、非効率、つまりムダにつながります。物事をスムーズに進めていくには、このMECEで考えることがとても重要になってきます。

MECEのフレームワーク! 仕事ができる女のロジカルシンキング

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まずは要素分解をする


物事の全体を把握するためには、細かい要素に分解することが必要不可欠です。必ずMECEで考えられる分け方は、「A」 か「A以外」という分け方です。さらにこの「A以外」を分解していくと、うまく要素分解できるようになっていきます。

グループ分けをしていく際には、元々存在するフレームワークをうまく利用することがコツです。人間を分類する際は「10代」「20代」などの年齢や「学生」「社会人」などの職業など、既存のフレームワークがたくさんありますので、うまく活用して時間の短縮をはかりましょう。

 

 

階層に気を付けて細かく分類していく


次に、要素分解した要素を
階層ごとに細かく分けていくことです。
たとえば、本屋さんで販売しているものを分類するには,、まず、「雑誌」と「書籍」などに大まかに分けてから、「雑誌」の中を「週刊誌」「月刊誌」と分けていく方法です。

「雑誌」と同じ階層には「月刊誌」や「週刊誌」は並びませんし、「ファッション誌」などのさらに細かい要素も並びません。
これが、「階層に気を付ける」ということです。

 

 

切り口は統一する


要素分解する際の切り口は、必ず統一されたものを使いましょう。たとえば、人を分類している際、「10代」などの年齢の切り口と「会社員」などの職業の切り口が混在していると、MECEにはなりません。「10代の会社員」というダブりが生じてきてしまうからです。

これはそこまで意識しなくても、自然とできている方が多いかもしれませんね。

 

ダブりよりはモレに注意する


MECEで考える際に注意したいのは、ダブりより、モレの方です。ダブりが生じた分類は、あとでまとめることができますが、モレてしまった要素には気付きにくいものです。

ですから、注意すべきはモレ。一番初めの要素分解の時点から、モレがないように気を付けないといけません。

気付かずにモレを許してしまうと、あとから大きなことが抜け落ちていることに気付いたりしますので要注意。

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「ほぼMECE」を実践する


そもそもMECEで考えることは、目的ではなく過程です。MECEで考えることによって、事業の効率を上げたり、何か成功を導いたりするのが目的です。

ですので、MECE自体にそこまでこだわる必要はありません。ほぼMECEになっていて、結果が導き出せればそれでいいのです。

 

何人か同時にMECEで考える


本来物事をMECEで考える基本というのは、物事を細かく要素分解する→階層に分けて分類する→成功を導く という流れになっています。が、この要素分解や階層に分けて分類というのは、完璧にやろうとするとかなりの時間を要します。

プロジェクトを円滑に進めるためにMECEを利用したいのに、そのMECEで考えること自体に時間を割いていては、元も子もありません。

そこで実践したいのが、何人か同時に考えること。一人で行うと何時間も何日もかかる作業ですが、何人かで行うとそのスピードも向上します。

さらに、当初の目的である「ダブりやモレをなくす」ことが、より容易になるのです。ひとりだと見落としてしまうかもしれないモレを何人かで行うことによって防ぐ。簡単な理屈ですがそういうことなんです。

 

要素の整理は文字に起こす


仕事ができる人ほど、パソコンやデータ上で行うという人が多くなってくるのですが、MECEで考える際は別です。

なれていない人ほど、紙やホワイトボードなどに、文字で書き起こすと整理されやすいですよ!

データ上で取り扱っていた表や資料なども必要であればプリントアウトした方が使いやすかったりします。分類分けした要素をそのまま資料に書き込んだり、何枚もの資料を同時に見ることができるので、紙にするのにもメリットはあります。

 

今日のまとめ

MECEのフレームワーク! 仕事ができる女のロジカルシンキング

いかがでしたか。いまいちイメージができない・・という人は、一度練習問題などを参考にしてみてはいかがでしょうか?

MECEで考える・・一見複雑に見えたり聞こえたりしますが、一度マスターしてしまうと、これからの仕事上に、思わぬ効率化を呼び寄せてくれるかもしれません。

ポイントは「こだわらない」という点です。MECEだけにこだわるのではなく、MECEで考えることのいい点だけをうまく利用して、物事の効率化を図ってくださいね!

言葉の意味を知っているだけでなく、実際にMECEで考えることができる女性に、スキルアップしたいものですね!

・まずは要素分解をする
・階層に気を付けて細かく分類していく
・切り口は統一する
・ダブりよりはモレに注意する
・「ほぼMECE」を実践する
・何人か同時にMECEで考える
・要素の整理は文字に起こす

 

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