クラッシャー上司になっているかも?部下をダメにする7つの態度
職場で部下に突然キレる上司の事を最近では「クラッシャー上司」といいますが、今、部下を抱えているあなた、部下に対するあなたの態度はどうでしょう。むやみに怒ってはいないでしょうか。
どんなに部下にムカついたとしてもキレたらダメなんです。何があっても怒ったほうが負けなんです。
そこで今回は、クラッシャー上司が抱えている心の闇についてまとめてみました。これを機会に、あなたの部下に対する態度が大丈夫かどうかチェックしてみてくださいね。
クラッシャー上司になっているかも?部下をダメにする7つの態度
クラッシャー上司はそもそも現代の感覚についていけていない
クラッシャー上司は、仕事をすることに対してプレッシャーをかけてしまいます。そのプレッシャーに打ち勝ってこそ、成長していくものだと思っているのです。プレッシャーは、かければかけるほどいいものと勘違いしています。
クラッシャー上司が部下だった時代と、今の時代とは背景が違います。現代は、やたらと怒ってカツを入れてプレッシャーさえかけておけば、誰でも馬車馬のように働く時代ではありません。
怒ってプレッシャーをかけることで、部下に嫌な顔をされそんな様子を見ていると自分にもストレスが溜まります。ですので、部下に対して必要以上にプレッシャーをかけ怒ってはいけないのです。
クラッシャー上司はいつも感情を爆発させているだけ
クラッシャー上司の口癖のひとつは「俺の言う通りにしていればいい」です。心からそう思っているのです。これまでに実績があるので全てにおいて自信があります。
部下に対してキレて怒ることで、指示に従うならそれでいいと思っています。
キレて怒るということは、ただ力の差をみせているだけで、仕事の進み具合には何の効果もありません。怒られている部下をよく見てください。辛そうにしています。これでは、プロジェクトをスケジュール通りに進めていくのは難しくなります。キレて怒るということは、感情を無駄に爆発させているだけなので問題解決の近道にはなりません。
クラッシャー上司は会社のコンプライアンスを無視する
昨今、会社でコンプライアンスが重要視されています。コンプライアンスとは「命令・要求に従うこと」で、会社についていうと「企業が法律・企業倫理を尊守すること」です。
クラッシャー上司が無視しがちなのは「企業倫理」。仕事ができるまで残業を命じたり、タイムカードに退社時間を記入させてからのサービス残業を強制させているケースも少なくはありません。
これは企業倫理に反します。いわゆるパワーハラスメントです。部下は耐えているだけです。力ずくで説き伏せるのではなく、怒って解決しようとしてはいけないのです。
クラッシャー上司は新人教育に熱心すぎる
クラッシャー上司は会社での仕事には熱心です。自分と同じような人間を育てれば、会社の業績も上がるし仕事人間としても成長すると信じて疑っていません。だから、新人教育にとても熱心です。
仕事が何もできない新人に対して「給料をもらっているのは有難いと思え」と言ってしまう上司もいます。新人だから厳しく育てないといけない、怒られて当たり前だ、と思ってはいないでしょうか。
何度も言いますが、キレて怒るということは、ただ感情を爆発させているようにしか見えません。部下が意見を言う暇も与えませんので、部下はただ怒られているだけとしか感じません。
仕事の教育で一方通行になっていることが多いので、部下の意見をしっかりと聞いて、その上で冷静に経験者としてアドバイスするのが、理想の教育です。熱心なのはよい事ですが、新人教育はしっかりと正しく行うべきです。
理不尽な説教をするのがクラッシャー上司の最大の特徴
毎日理不尽な理屈で説教されて、いつまでも平気でいられる人間はいません。部下が次々と退職していくのを、不思議に思っていませんか?「ただ指導しているだけなのに」「必要だから叱っているのに」「弱い人間だ」など心の中で思っていませんか?退職した部下は、弱い人間だったわけではありません。
理不尽な理屈でキレて怒られているだけでは、メンタルは弱くなってしまうものです。確かに、もともとメンタルが弱い人間はいます。けれど、メンタルが弱いからという理由で仕事ができないのではありません。
励ます意味でアドバイスする場合も、厳しく怒り口調でアドバイスするクラッシャー上司がいます。怒らなくても、部下は大人ですからきちんとした言葉で伝えれば、理解できるのです。
反論は許さないのがクラッシャー上司
部下が、クラッシャー上司に対して、感情に任せて反論してきました。クラッシャー上司としては、反論してくるという行為そのものが怒りの対象です。なぜでしょう。部下は、反論してこないものと決めつけているからです。
クラッシャー上司といえども、普通の人間です。人間なので、間違った言動をすることもあります。間違った時には、間違いを訂正して謝罪すればいいのです。それは、自分よりも目上の人に対してだけでなく、同じ部署で仕事をしている部下に対しても同じです。
間違った言動は、実は仕事に混乱を招いています。
部下は、そこを指摘しているはずですから、ここは起こるのではなくむしろ、指摘してくれてありがとう、なのです。ここで、言葉の揚げ足をとるようなことはしません。
理由を言っても言わなくても怒るのがクラッシャー上司
クラッシャー上司として、部下に「どうして期限までに仕事ができないのか」と聞いて、部下が何も言わなかったら怒ってはいませんか。そこで反論されると、さらに怒ってはいませんか。
怒るということは、冷静な判断力をなくしている状態です。怒っても、事態は何も変わりません。部下がクラッシャー上司におそれをなしている状況には、変化がないのです。
まずは、怒ることをやめてみましょう。怒る前に、部下はなぜ期限通りに仕事ができなかったのか、自分の指示にムリはなかったのか、さまざまな面から考えてみることです。
今日のまとめ
クラッシャー上司になっているかも?部下をダメにする7つの態度
ふと気がつくと、自分の部下がどんどん辞めていく気がする、という場合は、もしかしたら自分がクラッシャー上司になっていないかどうか、見直す必要があります。
部下の離職率が3割を超えているとなると、クラッシャー上司である可能性はとても高いです。
クラッシャー上司をやめるには、とにかく怒ることをやめることです。怒る前に、冷静に部下の意見や状況を聞く耳を持つことです。怒ったら、負けなのです。
・ そもそも現代についていけていない
・ 感情を爆発させているだけ
・ 会社のコンプライアンスを無視
・ 熱心すぎる新人教育
・ 理不尽な説教
・ 反論は許さないクラッシャー上司
・ 理由を言っても言わなくても怒る
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