ハッカ油 虫除けスプレーの作り方!効果や使ってみた感想
夏前になると雑誌で特集が組まれ、ドラッグストアや雑貨店などでも見かけるハッカ油。
「流行っているみたいで気になるけど、使い方が分からない・・・」
とスルーしてはいませんか?
ハッカ油は掃除やボディケア、虫除けなど“万能に使える”と話題を呼んでいますが、今回ははじめてでも簡単に作れる“虫除けスプレー”の作り方をご紹介!
必要な材料をどこで買えるのか、作る時と使う時の注意点などはぜひ事前に知っておいて欲しいです。
実際に作ってみて私が試した感想やハッカ油の量なども、作る際の参考にしていただければと思います。
ハッカ油 虫除けスプレーの作り方!効果や使ってみた感想
ハッカとは
ハッカ(=薄荷)とはシソ科の植物でいわゆる「ミント」のこと。メントールの爽やかな香りと、すっきりとした清涼感が特徴です。
お風呂に入れたり、虫除けスプレーを作ることができたり、掃除に使えたりと活用方法もたくさんあります。
抗菌や虫除け効果などもあるので、できるだけお肌や自然に優しいものを選びたいという方にピッタリ!
ハッカ油の虫除けスプレーの作り方
ハッカ油の虫除けスプレーの材料(分量)
- ハッカ油 20〜60滴
- 無水エタノール 10ml
- 精製水 90ml
- スプレーボトル容器
- 計量カップ
ハッカ油スプレーの材料はどこで買えるの?
ハッカ油、無水エタノール、精製水はドラッグストアの大体同じコーナーにまとめられています。分からなければ店員さんに聞いてみて。スプレーボトル容器や計量カップなどは100円ショップで揃えると安く調達できます。
ハッカ油スプレーに必要なハッカ油の量について
最初は20滴で作ってみて、虫除け効果が十分でない場合は量を少しずつ増やしていきましょう。一気に増やすとピリピリしたり、スースーしすぎるので注意して下さい。
ダニやゴキブリなどの虫には、さらに強い濃度にしないと効かないので60滴くらいまでは入れて大丈夫。
ハッカ油スプレーに使う容器の注意点
ハッカ油はポリマー樹脂を溶かしてしまうので、スプレーボトルの容器はポリスチレン製(=PSマーク)がないものを選ぶのがポイント。ガラス、陶器、耐油性、耐アルコール性などの記載があるものがオススメです。
ハッカ油の虫除けスプレーの作り方・手順
- スプレーボトル容器の中に無水エタノールを計量して入れる
- 同スプレーボトルにハッカ油を加えて混ぜる
- 精製水を加えて、再度混ぜたら完成
ハッカ油の虫除けスプレー 日持ちはどのくらいするもの?
直射日光が当たらない涼しい場所で保管しても、1週間〜10日くらいしか日持ちしないので少量ずつ作って数日で使い切るようにすると◎
水道水と精製水 ハッカ油の虫除けスプレーにはどっちがいい?
水道水には塩素が含まれており、ハッカの成分を分解してしまうので「精製水」を準備するのがベスト。精製水は不純物を取り除いた純度の高い水で、余ったらコンタクトの洗浄などにも使えます。
ハッカ油スプレーにエタノールは入れるべきか?
エタノールは必ずしも必要ではありませんが、精製水(水)とハッカ油(油)が混ざりやすくなるので、入れて作った方がいいでしょう。
ただし、肌が弱いと肌刺激を引き起こしやすい成分でもあるので、異常を感じたら使用を中止してください。エタノール全般がダメな敏感肌の友人は、ハッカ油の虫除けスプレーもエタノールなしで作っているそうです。
ハッカ油の虫除けスプレーの使い方
市販の虫除けスプレーと同じように、首や腕や脚など肌が露出している所にスプレーします。
時間が経つと効果が薄くなってくるので、香りが薄くなってきたタイミングや汗で落ちてしまったらこまめにスプレーし直してください。
濃度が薄いと効果が出にくいので、つけていても刺されるようなら次回作る時にハッカ油の量を増やしましょう。
ハッカ油の虫除け効果
蚊やダニなど虫たちはメントールの香りが大の苦手。虫除けスプレーを作れば夏祭りやBBQ、アウトドアのイベントにも大活躍。リネンや寝具にスプレーすれば、いい香りでダニ対策にもなるので一石二鳥です。
ハッカ油 その他のオススメの使い方
ハッカバスソルト
小皿を準備して、塩にハッカ油を数滴垂らして湯船に入れてみましょう。入浴時に塩の発汗効果で汗をたっぷりかけますし、お風呂上がりはハッカの爽快感でスッキリ爽やか♪快適です。
靴の消臭
虫除けスプレーが余りそうだったら、普段履いている靴にスプレーしてみて。気になる嫌なニオイを消臭できます。
切り花も長持ち
茎の切り口にハッカ油を1〜2プッシュすると、ハッカ油の抗菌効果で切り花のモチがよくなるので“花のある暮らし”が長続きします。
ハッカ油の虫除けスプレーを使ってみた感想
ハッカ油スプレーを肌に吹きかけてみた
首筋や背中など汗をかいて「ベタベタして気持ち悪いな・・・」という時にハッカ油をスプレーしたら、たちまち爽やかに。扇風機に当たると冷却効果がさらにアップするので、試してみてください。
ハッカ油スプレーを網戸へ吹きかけてみた
窓を開けるたびに網戸からミントのいい香りがして、気持ちがリフレッシュしますし、コバエや蚊の侵入を防げているようで家の中で蚊に刺されたり、変な虫を見かけなくなりました。
ハッカ油を扱うときの注意点
ハッカ油は妊娠・授乳中の方、乳幼児には使用しない
妊娠・授乳中の方、乳幼児の使用は想定していません。ハッカ油以外にも、妊娠・授乳中は口に入れるもの、肌につけるものなど慎重に判断していってください。
ハッカ油の原液をスプレーしたり、肌に直接塗るのはあり?
ハッカ油は薄めて使うもの。薄めずに原液をスプレーしたり、肌に直接アロマオイルのようにつけるのは危険です。扱う際も原液が手や指につかないよう、十分に注意して。
猫や小動物の飼い主さんも注意
ハッカ油スプレーは「犬のダニ避けになる」と言われていますが、同じペットでも猫や小動物、小鳥などを飼っている方は厳禁です。犬は大丈夫なのに、猫や小動物がダメな理由はハッカ油の成分が体内に入ってきた際に代謝・分解できるかどうかの違いで、解毒できない動物にとってハッカ油は有害で腎機能や肝機能の悪化につながります。
ハッカ油の原液はゴキブリにも効果あり?
ゴキブリは生命力が強いので、薄めずに原液のままゴキブリの通り道に置くと良いと言われています。ただし、ゴキブリが逃げるだけで殺虫効果は期待できないので、ゴキブリをおびき寄せてキャッチする市販のアイテムなども合わせて対策をしてみてください。
今日のまとめ
ハッカ油 虫除けスプレーの作り方!効果や使ってみた感想
虫除けやニオイ対策など多用途で使えるハッカ油。
1瓶買っておけば何度も虫除けスプレーを作れる上に、他の材料もエタノールや精製水などコスパがいいものばかりです。
香りが独特なので好き嫌いが分かれるかもしれませんが、作り方も簡単ですしモノは試し。ぜひ作ってみてください!
◉ ハッカとは
・シソ科の植物でいわゆる「ミント」のこと
◉ ハッカ油の虫除け効果
・蚊やダニなど虫たちはメントールの香りが大の苦手
◉ ハッカ油の虫除けスプレーの作り方
1. スプレーボトル容器の中に無水エタノールを計量して入れる
2. 同スプレーボトルにハッカ油を加えて混ぜる
3. 精製水を加えて、再度混ぜたら完成
◉ ハッカ油の虫除けスプレーの使い方
・首や腕や脚など肌が露出している所にスプレーします。
◉ その他のオススメの使い方
・ハッカバスソルト
・靴の消臭
・切り花も長持ち
◉ ハッカ油の虫除けスプレーを使ってみた感想
・ベタベタした肌にハッカ油をスプレーしたら、たちまち爽やかに。
・網戸にハッカ油をスプレーしたら、コバエや蚊の侵入を防げた。
◉ ハッカ油を扱うときの注意点
・妊娠・授乳中の方、乳幼児には使用しない
・ハッカ油の原液をスプレーしたり、肌に直接塗るのはNG
・猫や小動物、小鳥などにハッカ油は厳禁
・ハッカ油の原液はゴキブリにも効果あり。ただし、殺虫効果は無い。
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