上司は部下の何を見てる?評価面談でアピールすべき5つのポイント
いよいよ年度末、評価面談シーズンを前に、知っておいて損はしない情報をあなたにだけこっそりと教えちゃいます。
それは、上司が部下を評価するときの人事考課のチェックポイントです。これさえ知っておけば、もう何も恐れることはありません。
部下に対する評価の仕方を事前に理解しておけば、評価面談のときに、上司へきちんと自分の能力をアピールできますから。どうぞ、ご安心を!
上司は部下の何を見てる?評価面談でアピールすべき5つのポイント
仕事へのスタンスがはっきりしているかどうか
仕事をする理由というものは、まず第一に「生活費のため」ではありますが、それだけではありませんよね?
- 自分の夢がこの仕事をすることだから
- 自分の理想の自分になるため
- 社会に対して貢献をするため
- 誰かの役に立って、喜んでもらうため
そんな風に、色々な理由があって、あなたは意欲的に仕事を続けているはずです。例えば、次のように仕事へのスタンスがはっきりしていない人はどうでしょうか?
「生活費を稼ぐことができればそれでいい。仕事のクオリティや、納期に間に合うかどうかは二の次。なるべく面倒くさい仕事はしたくないし、できるならさぼりたいなー」なんていう、そんな人も居るでしょう。
評価面談で上司があぶり出したいのはそんな人です。あなたはやる気もあって頑張る意欲もあるのですから、上司にアピールするべきは自分の仕事への向き合い方、そして情熱なのです。
生活のためだけにだらだらと仕事をしている人とは違うのだと、はっきりアピールしなければなりません。
ですから、あなたは自分の仕事へのスタンスを言葉にして上司へ伝えることができるようにしておくことが人事考課では重要です。
自分の仕事が会社にどのような形で貢献しているのか把握しているか
あなたが今手がけている仕事は、会社にとってどんなものであるかを理解していますか?会社は多くの人が関わり、ひとつの作業を分業という形でこなしていくことが多いでしょう。
大きな塊の一部分を完成させるようにと手渡された仕事の、それだけを見れば「この仕事にどんな意味があるのだろう?」と疑問に思ってしまうこともありますが、しかし大きな視点から見れば、その作業の意味が見えて来ることが多くあります。作業に意味が見えないと、ついつい手を抜いてしまったり、ピントがずれたようなものを提出してしまったりする可能性があります。そこであなたは、自分がちゃんと自分の仕事を把握していて、それにどんな意味があるのかを説明できることが大切なのです。
という訳で、今自分が手がけている仕事について、それが会社の方向性とどういう関わりを持っているか、今一度見つめなおしてみましょう。そしてそれを、きちんと説明できるようにしてみてくださいね。
将来どんなポジションを目指しているのか、ビジョンははっきりしているか
今の仕事を淡々とこなしていくことも大事ですが、あなたにはこの先、どういう仕事をしていきたいか、どういうポジションにつきたいかというような、将来のビジョンはありますでしょうか。年齡と経験を重ねても、まさか今と同じ責任の範囲で続けていきたいというようなことは言いませんよね?
もちろん、野心と情熱を持つビジネスウーマンのあなたは、上を目指しているでしょう。しかし、その「上」とは一体どのポジションなのか。そのポジションに到達するには、どんな成果を上げる必要があるのか、具体的な行程は描けているでしょうか。そのビジョンがはっきりしている人は、出世をします。計画的に仕事をしていき、成果を出せばいいだけの話なのですから。しかし、そのことが分かっていない人は、評価も昇進も、すべて「運任せ」と思っているような節があります。
結果には理由があるのです。昇進するためには、相応の結果を出せばいいのであり、相応の結果を出すためには、今眼の前にある仕事を完ぺきにこなすことが大事なのです。
という訳で、「将来のポジションのために今眼の前にある仕事に取り組む」という言葉を上司はあなたから聞きたいのです。覚えておいてくださいね。
仕事が上手くいかない理由を分析できているか
どんなことにも波があります。もし今あなたの仕事が順調に進んでいないとしたら、評価面談に挑むのはあまり気が進まないかもしれません。誰だって上手くいっていないということは直視したくないものですし、報告しなければならないとするとなおさらですよね。
ただね、上手くいっていることを上手に報告できるのは当たり前なんですよ。むしろ、自分の馬力の見せ場は、上手くいっていない時なんですよ。
危機的状況にどのように対応できるかで、その人の判断能力や実力が問われます。もしあなたの仕事がうまくいっていないとしたら、あなたはより冷静にならなければいけません。
冷静に今の状況を分析し、解決策を考えます。他の人にも影響があるとしたら、そのことについても織り込んで考えなければなりません。考えるだけではなく、場合によってはマイナス分も報告しなければならないことがあるでしょう。
周りへの影響を隠したまま仕事をすれば、いつかより悪い影響が出てきて、被害が大きくなる事も考えられます。ですから、うまく行っていない場合の報告は、とても重要なのです。という訳で、上手く行っていない時は、その理由を冷静に分析し、対応策を考えます。対応してうまくいかなかった時の場合の次の対応策も準備します。
今の時点で会社にはどのような損失があり、もしうまくいったらそれがどれくらい回復するか。上手くいかなかった場合はどれだけ損失が広がるかを、きちんと報告できなければいけません。色々と頭が痛くなるようなことですが、ここは一つ腹をくくって挑みましょう。
周囲からどんな役割を期待されているか把握できていますか?
さて、最後です。会社というものは人の集まりですし、仕事というものは人がそれぞれ役割分担を決めて進めていくものですから、結局はすべてが「人間関係」というものに落ち着くところはあります。どんなに難しい仕事でも、同僚や上司など、仲間と綿密にコミュニケーションを取ることができていれば、仕事を成功に導くことができるでしょう。
逆に、簡単な仕事でも意思疎通ができていないと、うまくいきません。ご存知ですよね。さて、会社というものは「人間関係」と述べました。人間関係ですから、自ずとその中には力関係が発生しますし、相性もあります。
Aさんとは難なくやり取りができるけれども、Bさんが相手だといつも苦労をする、といったようなこと、あるでしょう。そんな中で、周りがあなたにどんな役割を期待しているか、あなたは自身で把握ができているでしょうか。
人間関係の中での自分のポジションが把握できていないと、周囲とのやり取りがちぐはぐになって、仕事をするのに支障が出たりしますよね。
あなたには「出世したい」「成果を上げたい」という目標があるかもしれませんが、そのためには第一に、人間関係を円滑に行うことが重要になるのです。という訳で、あなたは会社での人間関係においてどんな役割を担っているかを、今一度考えてみましょう。
評価面談に直接の関係はないかもしれませんが、普段からあなたがそのようなことに気を配っているという態度は、自ずとにじみ出てくるものです。
今日のまとめ
上司は部下の何を見てる?評価面談でアピールすべき5つのポイント
さて、いかがだったでしょうか。上司が部下を評価するときのチェックポイントを5つお伝えしました。
ちょっと面倒で憂鬱な評価面談ですが、普段から意識的に仕事に取り組むことで、ちゃんと評価をしてもらうことができるでしょう。
これをチャンスだと捉えて、仕事への取り組み方を考えなおしてみるのもいいかもしれませんね。
・ 仕事へのスタンスがはっきりしているかどうか
・ 自分の仕事が会社にどのような形で貢献しているのか把握しているか
・ 将来どんなポジションを目指しているのか、ビジョンははっきりしているか
・仕事が上手くいかない理由を分析できているか
・周囲からどんな役割を期待されているか把握できていますか?
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