職務経歴書と志望動機の書き方、コツ!例文つき転職成功マニュアル
「仕事にやりがいを感じない」「待遇面に不満がある」「職場の人間関係に嫌気がさしている」など転職を考える理由は人それぞれ。
でも、心に思っているだけで“行動に移す人”は少数派。転職をするのも、そう簡単ではなく「厳しい」という声も多数寄せられています。
しかし「どうしても転職したい・・・」という場合は、しっかりと覚悟を決めて転職活動をしなければなりません。
そんな時に用意しなければならないのが、履歴書・職務経歴書・顔写真の3点です。
ところが、初めての転職である場合は「職務経歴書なんて書いたことがないから・・・」と面接前に尻込みしてしまう人も多いようです。
そこで今回は、職務経歴書や志望動機の書き方をご紹介します。
転職先の採用担当者を唸らせる「職務経歴書」や「志望動機」が書ければ、転職の成功率も格段にアップ!ぜひ参考にしてみてくださいね。
職務経歴書と志望動機の書き方、コツ!例文つき転職成功マニュアル
採用確率を高める職務経歴書の書き方
職務経歴書とは?
職務経歴書というのは、これまでのキャリア・自己PRなどを「A4サイズ」の紙(1〜3枚程度)にまとめたものを指しています。決められたフォーマットがない分、難しいと感じるかもしれませんが 「どんな経験があり、何をやれるのか?」を明確に書いてプレゼンすることが大事です。
面接で伝わる職務経歴書の書き方
『記載しておきたい最低限のこと』
① タイトル
「職務経歴書」というタイトルは必ず記載します。「中央揃え」でA4用紙の真ん中に書くのが一般的。
② 日付と氏名
〇〇年○月○日と氏名は絶対。連絡先や電話番号などは任意です。
③ 職務要約(概要)
200〜300文字程度で、これまでの経験と転職先で「どんな風に働くか?」を書きます。
④ 職務経歴
・勤務先企業
これまで勤めてきた会社の名称・勤務していた期間・資本金・従業員数などをまとめましょう。
・事業内容
経験してきた職種の情報を書きます。「どのような仕事をしてきたのか?」を具体的に。実績なども表にまとめて載せるといいでしょう。
⑤ 志望動機
履歴書内にも記載するため、内容が被らないように「熱意」を伝えます。
上記以外であると良いのは以下の2点です!
・取得資格・パソコンスキル・語学力
応募している職種に関係した資格などがあれば◎
パソコンのスキルに関しては、WordやExcelなどの主要ソフトを「どの程度使えるか」も記載します。職種によっては、語学力なども評価の対象に。
・自己PR
自分がしてきた仕事の中から、特にアピールすべき点を3〜5個くらいにまとめます。
職務経歴書に使える文字数・文字の大きさってどのくらい?
⑴ A4の文字数:1枚当たり40行×40文字に設定する
⑵ 1段落:300文字以内でまとめる
⑶ 文字サイズ:10.5〜12pt
⑷ フォント:明朝体(Windows:MS明朝、Mac:ヒラギノ明朝)
職務経歴書の作成時に気を付けたいポイント
間違えたら書き直す
修正ペンなどを使わないのがルール。面倒でも最初から書き直します。
読み返す
誤字脱字や難しい専門用語などを使わず、誰が読んでも見やすいように作成しましょう。
面接官に好印象を与える自己PR・志望動機の例文(タイプ別)
職種未経験の場合
「〇〇で△△できる」という□□職に魅力を感じ、応募いたしました。前職では□□職を経験してきましたが、その中で培ってきた「△△のスキル」を貴社で生かし、貢献できればと考えております。現在は資格取得のために勉強をしているところです。入社後は〇〇をして1日も早く、即戦力となるよう積極的に業務に取り組んでいきます。ご検討よろしくお願いします。
自己PRのポイント
「未経験」である場合、学ぶ姿勢を見せれましょう。自分がこれまで経験してきたことの中から、企業にとってメリットとなりそうなことをPRすると魅力的な内容になります。
第二新卒の場合
これまで□□の職種を経験してきましたが「〇〇をしたい」という想いが年々強くなり、〇〇の経験を積むことができる貴社で、夢に向かって再スタートできればと思い応募しました。これまで培ってきた△△を活かして、貴社や社会に貢献できればと考えております。
自己PRのポイント
面接に進むと必ず聞かれるのが「転職の理由」です。採用側は「転職」に対してネガティブな印象を持っていることも多いので、そのイメージを覆すことが必要。“ポジティブ転職”であることを伝えましょう。
経験アリの場合
前職で□□職を経験し、この仕事を天職だと感じました。その中で「△△」という目標ができました。貴社では「〇〇」という制度が整っており、本格的に△△できる環境にあると感じ、応募いたしました。前職で学んだスキルを活かして〇〇できればと考えておりますので、よろしくお願いします。
自己PRのポイント
「経験アリ=即戦力」となるので、最も転職に成功しやすいパターンだと言われています。これまでの経験を職務経歴書にしっかりと盛り込み、誰よりも即戦力となることを伝えて。
早期退職をして転職活動をしている場合
前職では□□の仕事をしており、やりがいを感じておりましたが、会社の都合(業績不振)で継続して働くことができなくなりました。これまでの〇〇という経験を生かし、貴社で△△をできればと考えています。無遅刻・無欠勤で勤めてきたことが私の強みで「健康」には自信があります。ぜひご検討よろしくお願いします。
自己PRのポイント
“心身ともに健康であること”もアピールポイントとなります。実年齢は高くても、肉体年齢は若いという点を伝えてください。働くことにやりがいを感じていて「もう一度一花を咲かせたい」という思いも添えましょう。
志望動機によくあるNG例
・「御社の○○○という理念に共感しました」
企業の理念に共感してくれることは大前提。そこはあえて伝えず「中に入ってどうしたいのか?」まで発展させましょう。
・「御社のサービスは使い勝手が良く…」
これは消費者目線が抜けていない証拠。ただのファンのまま終わってしまいます。企業研究をさらに深めて共通点を探し、欲しい人材像を掴むところから始めてみて。
・「学ばせてください」というスタンス
新卒や30歳ぐらいまでは“入社後の伸び代”を期待して採用される可能性もありますが、それ以上である場合、このスタンスだと弱いです。これまでの経験を活かして「企業に自分は何が貢献できるのか?」を考えることが大事です。
・その他
「条件に合っているから」「待遇面が魅力的だったので・・・」というのもNG。志望動機では、事業内容・仕事内容に焦点を当てるのがポイントです。上から目線や話の盛りすぎにも注意。
転職面接で落とされないために必要な志望動機3つのポイント
なぜその企業(職)を志望するのかをよく考える
志望動機を書く上で「企業研究」が特に重要です。その企業(職)についた時のことをなるべく具体的にイメージして、自分がそれにマッチングする人材であることをアピールしましょう。
転職先に望むことや選ぶ基準を明確にする
転職先に望む条件や選ぶ基準を明確にすることが、転職の成功の鍵を握っています。「給与」「休日」「やりがい」など全てがいいに越したことはありませんが、全てが揃っている転職先は稀です。「給与は少し下がるけれど、新しい経験を積める」「休日は減るけど、キャリアアップが目指せる」など自身の優先順位をつけておくと面接官から「〇〇というデメリットもあるけれど、大丈夫ですか?」と聞かれた場合も、気持ちがぶれません。
転職先の業界の今後をどのように予測しているのか
「業界の動向を掴む」というのは職業人として必要な姿勢です。興味があるのなら、常日頃アンテナを張っているはず・・・という視点で、面接官はあなたを見ていますから、そういった点も志望動機や職務経歴書に盛り込むと目を惹く文章に。
今日のまとめ
職務経歴書と志望動機の書き方、コツ!例文つき転職成功マニュアル
志望動機の書き方でもお伝えしたように「転職」には、明確な目的・理由が必要です。
「今の職場が嫌だから転職する」というレベルでは、面接官の心をつかむ志望動機を書くことは難しく、キャリアが浅いと職務経歴書の内容も薄くなってしまいます。
厳しいことを言ってしまえば、逃げ腰の転職活動は成功しづらいので「どうしても転職先の企業ではないとダメ!」「自分のやりたいことができない!」くらいの熱意を持って、履歴書や職務経歴書も入念に準備していくことが大事という点も頭に入れて、転職活動を進めていきましょう。
1. 職務経歴書の書き方
2. 好印象を与える自己PR・志望動機の例文(タイプ別)
3. よくあるNG例
4. 志望動機で落とされないために欠かせない3つのこと
渡辺 裕一さんが書いている「知らないから落ちる面接の4点減点法」で転職に成功した人がたくさんいるみたい。
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