単焦点レンズの使い方!ポートレート撮影におすすめのレンズ canon他

単焦点レンズの使い方!ポートレート撮影におすすめのレンズ canon他

ポートレート撮影といえば人物写真のこと。それに適したレンズと言われてるのが単焦点レンズです。

カメラを始めて少し経つと、このレンズに興味を持つ人が増えてくるのですが、カメラ初心者の場合は「単焦点レンズって何?」という所から知っておきたいですよね。

そこで今回は、単焦点レンズの特徴や使い方・選び方、メリット・デメリット、メーカーごとのオススメのレンズを解説していきます。

一眼レフで人物を綺麗に撮りたい人は、当記事を参考に単焦点レンズを使ってみてください!

単焦点レンズの使い方!ポートレート撮影におすすめのレンズ canon他

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そもそも単焦点レンズとは?特徴は?

そもそも単焦点レンズとは?特徴は?

単焦点レンズって何?

単焦点レンズとは、ズーム機能がついていないレンズのことを言います。

背景をぼかすこともできるので、人物を綺麗に雰囲気よく撮ってみたい人や料理の写真を撮影したい人にオススメのレンズです。

単焦点レンズの3つの特徴

⒈背景をぼかせる

背景をぼかした撮影ができるのが単焦点レンズ最大の特徴。背景ぼかしの目的は、他に映り込む情報(背景)を減らして、被写体(モデル)を引きたたせるためです。

2.ズーム機能がない

単焦点レンズはカメラを買った時についてくるズーム機能がないレンズです。そのため、自分で動く必要がどうしても出てくるので考える力がつき、「カメラのスキルアップに繋がる!」と言われています。

3.明るい写真が撮れる

単焦点レンズはF値が小さいものが多いので、明るい写真に仕上がりやすいのもポートレート向きの理由です。F値とは絞りのことで数値が小さいほど、明るい写真が撮れます。ということは、外と比べて光が足りない室内や夜の撮影にも有利です。

単焦点レンズの35mm, 50mmなどの違いは?

単焦点レンズの「35mm」「50mm」などの数値は、焦点距離を表しています。

焦点距離とは“写真に映る範囲”のことで、数値が小さい方がより広い範囲を映せます。

そう考えると、35mmの方が広い範囲が映るということが分かりますね!

次に意識してほしいのは「何ミリでどのくらい映るのか?」を知ることです。

標準と言われるのが「50mm」で、私たちの目で見た時とかなり近い状態ということを覚えておきましょう。

これを基準に自分の撮影した対象やシーンに合わせて、必要なレンズを揃えていくのがレンズ選びにおいて重要な視点です。

APC-Sとフルサイズについて

カメラの本体は「APC-S機」と「フルサイズ機」があります。APC-Sは、フルサイズに直して焦点距離を考えるのですが、数値の約1.6〜2倍になります。例をあげると35mmのレンズをAPC-Sに取り付ける場合。50mmくらいの標準的な画角になります。

つまり、APC-Sに取り付ける場合はレンズに書いてある数値が、そのまま画角になるわけではないと覚えておきましょう。

 

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単焦点レンズの使い方・選び方

単焦点レンズの使い方・選び方

単焦点レンズの使い方

①今カメラに付いているレンズを外す

レンズの外し方は下を向けて回して外します。下を向ける理由は、レンズに埃が入らないようにするためです。実際に付けてみるのが一番ですが、不安な場合は動画を観たり、店員さんに教えてもらうのもオススメです。

②単焦点レンズを取り付ける

新しいレンズを取り付ける時もカメラは下を向けたままにしてください。回して取り付け、カチッと音がしたら取り付けは完了!

③撮影してみよう

単焦点レンズはズームがないので、撮影する時に大きく映したい場合は被写体に近づき、小さく映したい場合は被写体から離れて撮影しましょう。距離感は動いているうちに分かってくるので、撮影しながら練習あるのみ!

単焦点レンズの選び方

私たちの目に近い “平均的”な映りをするのが50mmとお伝えしました。これよりも、広く映したいなら広角よりの35mm、狭く映したいなら望遠よりの85mmという感じで選びます。

ポートレート撮影に慣れている人は被写体との距離を取りやすい「85mm」を押している人が多いですが、「よく売れているのは35mmか50mm」とカメラ売り場のスタッフさんは言っていました。

私が初めて買ったのは50mmでしたが、扱いやすくて今でも活躍しています。

– – –
どんな写真が撮れるか楽しみですね。

 

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単焦点レンズのメリット・デメリット

単焦点レンズのメリット・デメリット

単焦点レンズのメリット

高画質で明るく、ボケのある写真が撮影できるのでポートレート撮影がより楽しくなるという撮影上のメリットがあります。また、単焦点レンズは構造がシンプルなので故障しにくく、軽いのため荷物の軽減にもつながります。

単焦点レンズのデメリット

1つの焦点距離しかカバーしていないので、風景も入れて撮影したい旅行にはズームレンズの方が便利です。どんなに頑張って自分が動いても撮影できない被写体があるので、交換レンズも持ち歩くと荷物が重くなるのもデメリットです。レンズを付け替えているうちにシャッターチャンスを逃してしまうことも(泣)

 

ポートレート撮影におすすめのレンズ(メーカー別)

キヤノン

Canon EF50mm F1.8 STM フルサイズ対応


Canon 単焦点レンズ EF50mm F1.8 STM フルサイズ対応 EF5018STM

お手頃価格で性能が良く、明るい写真が撮れる大人気のレンズです。単焦点レンズを始めて試す人に特にオススメ!

キヤノンは単焦点レンズの価格がニコンよりも安く設定されていて、低予算でも良いレンズに出会える率が高いんですよねぇ。

 

ニコン

AF-S NIKKOR 50mm f/1.8G


Nikon 単焦点レンズ AF-S NIKKOR 50mm f/1.8G フルサイズ対応 AF-S 50/1.8G

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ニコンの35mmに次いで2番目に売れている単焦点レンズです。

ポートレートやスナップ撮影など使い勝手が良く、夜の撮影ではイルミネーションや光をぼかして、綺麗な玉ボケが作れるのが◎

 

ソニー

ソニー E 35mm F1.8 OSS


ソニー SONY 単焦点レンズ E 50mm F1.8 OSS APS-Cフォーマット専用 SEL50F18-B

手ぶれ補正付きの明るい単焦点レンズで、初心者にも扱いやすい!

ソニーの場合は、純正レンズが少ないのでサードパーティのシグマのレンズのSIGMA Contemporary 30mm F1.4 DC DN 【ソニーEマウント用】もオススメ!
キリっとしたシャープな描写と、ふんわりした空気感のバランスが絶妙です。

 

富士フィルム

フジノンレンズ XF56mmF1.2 R


富士フイルム フジノンXFレンズ XF56mmF1.2 R

富士フィルムの単焦点で、「ポートレート撮影なら迷わずこれ!」という人も多い代表的なレンズです。

圧倒的な明るさを備えたレンズで、背景を美しくぼかすことができます。富士フィルム特有のハッキリしたビビットな色合いにもファン多し!

オリンパス

オリンパス M.ZUIKO DIGITAL 25mm F1.8


OLYMPUS 単焦点レンズ M.ZUIKO DIGITAL 25mm F1.8 SLV

オリンパスの中で、最も売れている王道のレンズです。ポートレート撮影以外にもテーブルフォトや花の撮影などにも適しているので、まずはこれを買っておけば間違いありません。

パナソニック

LUMIX G 20mm/F1.7 II ASPH


パナソニック 単焦点レンズ マイクロフォーサーズ用 ルミックス G 20mm/F1.7 II ASPH. ブラック H-H020A-K

「神レンズ」と言われているメーカー渾身のレンズで、被写体の色味の再現性に優れ、とにかく明るくて美しいボケのある写真が撮れます。
室内や夜景の撮影にも適していますよ。

ペンタックス

PENTAX 単焦点レンズ DA35mmF2.4AL Kマウント APS-Cサイズ


PENTAX 単焦点レンズ DA35mmF2.4AL Kマウント APS-Cサイズ 21987 ブラック

他と比べると描写的には少し暗めかなと思うかもしれませんが、安価でボケ感などのバランスに優れたレンズです。

通称「撒き餌レンズ」とも呼ばれ、このレンズをきっかけに他のレンズも欲しくなるユーザーが多数!

レンズは純正品でなくても良いものがある!

メーカーから出ているレンズは「純正品」ですが、SIGMA(シグマ)やTAMRON(タムロン)などの「サードパーティ」のレンズも人気があります。自分の持っているカメラに付けられれば純正品と同じように使えるので、そちらを選択肢に入れてみてもいいでしょう。

「キヤノン用」「ニコン用」などと書いてあります。

 

今日のまとめ

単焦点レンズの使い方!ポートレート撮影におすすめのレンズ canon他

ポートレート初心者におすすめのレンズ

単焦点レンズで人物を撮ると、プロが撮影したような背景をぼかした写真が撮れます。

カメラに付いてくるセットレンズは便利ですが、それとはまた映りも変わるので「今持っているレンズに少し飽きてきたな・・・」という人にもオススメ!

私も初めて単焦点レンズを手にした時は、自分の撮影スキルが上がったような気持ちになって、「やっぱりカメラって楽しい!」「レンズでこんなに変わるんだ!」と嬉しくなりました。

望遠レンズや広角レンズなどと比べると、単焦点レンズは手に入れやすい価格のものが多いので、自分へのご褒美に購入を検討してみて下さいね。

– – –
インスタ映えする写真が撮れる方法

 

◉ そもそも単焦点レンズとは?特徴は?
・ズーム機能がついていないレンズのこと
1.背景をぼかせる
2.ズーム機能がない
3.明るい写真が撮れる
・焦点距離50mmは目で見た時とかなり近い映り

◉ 単焦点レンズの使い方・選び方
・平均的”な映りをするのが50mm。これよりも、広く映したいなら広角よりの35mm、狭く映したいなら望遠よりの85mmを選びましょう。
・初心者には50mmがおすすめ

◉ 単焦点レンズのメリット・デメリット
・ポートレート撮影がより楽しくなる
・故障しにくく、軽い
・風景も入れて撮影したい旅行時の撮影には、単焦点レンズよりズームレンズのほうが便利

◉ ポートレート撮影におすすめのレンズ(メーカー別)
・Canon EF50mm F1.8 STM フルサイズ対応
・AF-S NIKKOR 50mm f/1.8G
・ソニー E 35mm F1.8 OSS
・SIGMA Contemporary 30mm F1.4 DC DN 【ソニーEマウント用】
・フジノンレンズ XF56mmF1.2 R
・オリンパス M.ZUIKO DIGITAL 25mm F1.8
・LUMIX G 20mm/F1.7 II ASPH
・PENTAX 単焦点レンズ DA35mmF2.4AL Kマウント APS-Cサイズ

その他、SIGMA(シグマ)やTAMRON(タムロン)などの「サードパーティ」のレンズも人気。

 

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