Exographは貧困ビジネスか!?私生活動画の提供で報酬月20万円

Exographは貧困ビジネスか!?私生活動画の提供で報酬月20万円

「自宅を1ヶ月撮影させてほしい。20万あげるから!」

と聞かれたら、あなたはどう感じますか?
ちょっと怪しいなって思っちゃいますよね。

でも、この話は架空の話ではなくて、もう日本のどこかで実際に始まっているんですよ。

それが今ネットで話題沸騰中のプロジェクト
PROJECT EXOGRAPH”です。

実験の概要はこんな感じ。応募してきた人の住んでいる部屋にカメラを複数台設置して、私生活の動画をくまなく撮影するというもの。

でも、その目的は?動画が一体何の役に立つの?
色々な行動が映ってしまうけれど、問題はないの?

など疑問が色々と浮かびます。

それに賛否両論ありまくりで、

「弱者を食い物にする貧困ビジネスではないか!?」

なんて声も。

このようにリリース当初から、良い意味でも悪い意味でもこれだけ話題になるのはある意味すごいことなのかも。

そこで今回は、遠野宏季社長が仕掛ける社会実験「PROJECT EXOGRAPH」の狙いについて調べてみました。

あなたはこのプロジェクトに賛成?反対?
参加してみたい?参加したくない?

など色々と考えてみてくださいね。

Exographは貧困ビジネスか!?私生活動画の提供で報酬月20万円

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社会実験「PROJECT EXOGRAPH」の概要

「PROJECT EXOGRAPH」を実施するに至った社会的背景

日本は資本主義の国。労働の対価としてお金をもらい、そのお金で生計を立てています。しかし、貧富の差は確実に広がっていて、中には心身の理由から働くことが困難な人も出てきていますし、生活保護を受給できずに困っている人も。

こういった状況下で、働く以外の方法で対価を得る仕組みが構築できないかと考えたのがこの実験の背景。でも、実際にそういう話があっても参加する人がいなくては話にならないので「参加する人がいるか知りたい」というのが背景にあったみたいなんです。そしたら、思いのほか応募者が殺到してビックリ。批判もかなり出てきたという感じですね。

でも、こうやって働く以外の方法で対価を得るのも一般的になれば、私たちの暮らしや働き方はこれまで以上に柔軟になって、生きやすくなる人が増えるのかもしれませんよ。

「PROJECT EXOGRAPH」の狙い

個人宅の居間やトイレ、脱衣所などに複数台のカメラを設置して被験者の行動を1ヶ月間撮影するというもの。その動画の一部を企業に提供して「どういうビジネスの可能性があるか」を探るのが狙いです。

つまり、まだ活用方法は決まっていないけれど、とりあえず実験的に集めてみようという段階ですね。

尚、カメラの設置場所は浴室以外とされ、個人が特定できないよう顔や体などをCGでマスキング処理されるので容易に個人が特定されたり、完全にプライバシーが侵される心配はないとのこと。

「PROJECT EXOGRAPH」の進捗状況や結果報告は?

PROJECT EXOGRAPHの進捗は公式サイトやTwitterで見ることができます。Twitterには当プロジェクトに対して賛否両論、意見が集まっているので目を通してみることをオススメします。

プロジェクトHP

プロジェクトの進捗Twitter

(株)Plasma 代表取締役 遠野宏季ってどんな人?

遠野宏季(えんの ひろき)
学生時代は京都大学・大学院にて化学を専攻。AIが未発達な医療・介護などの分野でICT活用を模索していた。その後、大学の先輩が作ったDeepLearningの専門の株式会社エクサインテリジェンスから声がかかり、半年ほどデータ解析やシステム開発に携わる。

2016年8月には株式会社Ristを創業。2019年11月には、当プロジェクトを行う株式会社Plasmaを創業し、現在に至る。

 

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私生活動画データにどんな需要があるの?(それを買う企業なんてあるの?)

私生活動画には生活者のリアルな日常生活が映っているため、これを注意深く観察することで企業側は商品企画・開発、販売促進などに役立てることができます。

つまり、私生活動画は「消費者行動」が膨大に詰まったデータであり、マーケティング的な視点で活用しようとしているのです。

トイレの私生活動画

トイレなどの水まわり住宅総合機器メーカー。芳香剤やトイレ掃除の製品を作っている企業など。

脱衣所の私生活動画

ランジェリーブランド、化粧品会社、アパレルブランドなど。

お風呂の私生活動画

水まわり住宅総合機器メーカー。化粧品会社やお風呂掃除の製品を作っている企業など。

洗濯の私生活動画

洗濯機の製造メーカー、アパレルブランド、洗剤用品を作っている企業など。

キッチンの私生活動画

調理器具の製造元、食料品や飲料のメーカーなど。

 

どんな人達が月20万円で私生活データを売るの?

20万円あれば暮らせるので、お金のない貧困層が私生活データを売ってしまうことを懸念する声が多数寄せられていました。

しかし、第一回目のプロジェクトの実際の応募者のデータを見てみると、以下のような傾向があり、必ずしも貧困層とは結びつかないことが分かりました。

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  • 20代の応募者が大多数
  • 6割は会社員などの“有職者”
  • 男女比は4:1で男性が多い

応募者の多くは年収200-400万円台の若者なので「若い世代はお金がないから応募している。かわいそう」という見方もできますが、実際の応募者はそういった悲壮感を持っておらず「未来があるプロジェクトに参加している!」といった前向きな動機が伺えるのも興味深かったです。

 

「貧困ビジネスでは」などの批判殺到!賛否両論の内容

なぜ私生活動画データの売り買いは貧困ビジネスだと言われてしまうのか

私生活はプライベートなもの。本来は晒すべきものではないし、自ら率先して晒したい人なんていないはずという価値観が根強いからだと感じています。

つまり、こういった感覚を持つ人々にとって私生活を晒す行為は「(人としての尊厳を失ってまで)お金が必要なの?」という風に映ります。

そう考えると、プロジェクトの主催者やデータを活用しようと考える企業に対して好意的な印象を持つことができない理由も理解できますよね。

私生活動画データの売り買いに対する賛否両論の内容

私生活動画データの売り買いへの賛成意見

・面白い。ベーシックインカムや情報銀行などのキーワードから、似たようなものを空想したことはあるけど、実際に社会実験として行う企業があるとは。

https://twitter.com/tetra_jur/status/1194559091273682944

同じようなことを前に考えたことがあるという人もいましたし、ここ数年議論されている最低限の保障(=ベーシックインカム)と比較する声も。

・高所得者も応募していることが面白い。応募理由で「抵抗感がない」と答えた人が50人中6人。

https://twitter.com/hakase_kk/status/1192833802353070087

私生活をどのように捉えるかは個人差がありそうで、貧困層以外にも高所得者の応募があるのは非常に興味深いですよね。

私生活動画データの売り買いへの反対意見

・ていの良い日雇い商売だ

何もせずに月収20万円なら「日雇い労働と変わらない」という声があり、働かなくてもお金が入る仕組みにも批判が出ています。

・プライバシーとかの問題と言うより2次転用による悪用もありえるし怖すぎる…

私生活動画はCG処理を施すなど慎重に管理されるようですが、これだけ技術が発展している昨今。悪用を考える人もいるかもしれませんね。

・動画や個人情報なんかさ、何かのミスで流出するかもしれないよ。

・リスクも高い。人権的にもどうなの。

情報の流出やその他のリスクは怖いですね。色々なことを考えると、面白そうだけで飛びつくのは危険なのかも。

・24時間、裸や排泄物まで見られて時給に換算したら268円にしかならん。

24時間で考えると時給換算では少ないですよね。当プロジェクトは1日8時間以上家で過ごせる人を対象にしているので、ずっと家にいる人にとっては確かに辛いかも。

 

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今日のまとめ

Exographは貧困ビジネスか!?私生活動画の提供で報酬月20万円

Exographは貧困ビジネスか!?私生活動画の提供で報酬月20万円

「ただ生きているだけで人は価値を生み出せるのか?」という問いへの前代未聞の壮大な実験が「PROJECT EXOGRAPH」。

これを面白い実験と捉えるか、悪趣味だと捉えるかは人それぞれ。
“前代未聞”だからこそ賛否両論あるのでしょう。

まだこのプロジェクトについて知らない人も多いですから「知ってる?」と聞いてみて、どう思うか周囲に意見を聞いてみるのも面白いと思います。世代が違う人同士で話すと色々な考えが出てきて、より興味深いはずです。

それから、最近はInstagramのリアルタイム動画やYouTubeのVlog、キャッシュレス決済やマイナンバー制度、シェアハウス、そして街角の防犯カメラなどプライバシーがどんどん曖昧になってきていますね。

そんな中、個人情報との向き合い方、守り方なども当記事をきっかけに考えてみてくださいね。

◉ 社会実験「PROJECT EXOGRAPH」の概要
・個人宅の居間やトイレ、脱衣所などに複数台のカメラを設置して被験者の行動を1ヶ月間撮影するというもの。

◉ 私生活動画データにどんな需要があるの?(それを買う企業なんてあるの?)
・私生活動画は「消費者行動」が膨大に詰まったデータであり、マーケティング的な視点で活用できる

◉ どんな人達が月20万円で私生活データを売るの?
・20代の応募者が大多数
・6割は会社員などの“有職者”
・男女比は4:1で男性が多い

◉ 「貧困ビジネスでは」などの批判殺到!賛否両論の内容
・24時間、裸や排泄物まで見られて時給に換算したら268円にしかならん。

 

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